学石激闘 延長十二回に悔し涙、粘投の投手陣 打線は本塁遠く

【秋季東北地区高校野球・第3日】
○...荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた...○
◇準々決勝 ▽第2試合(12時41分)
学法石川 300020000000 ―5
能代松陽 100400000001X―6
(延長12回)
▽三塁打 大高(能)▽二塁打 斎藤、柴田、森岡(能)
▽試合時間 2時間38分
▽審判 野田(球)小西、阿部、柿崎
【評】学法石川が延長十二回にサヨナラ負けした。初回に3点を先制。四回の4失点でリードを失ったものの、五回に同点に追いつく。しかし六回以降は打線が1安打と沈黙、継投で粘る投手陣を援護できなかった。(津村謡)
「来年はうれし涙、冬に努力」
激闘の末に力尽きた。両者一歩も譲らず迎えた延長十二回裏、相手の打球が中堅を破ると、本塁カバーに入った学法石川の3番手国分太雅(たいが)(2年)は天を仰いだ。「スタンドの応援を受けて絶対に負けられない気持ちだった。悔しいの一言しかない」と嘆いた。
九回裏1死二塁のピンチで継投した。「ここでは負けられない」。打者2人を打ち取ると、その後は変化球を巧みに使い無失点。しかし「先頭を抑えてほっとしてしまった」という十二回裏、連続二塁打を浴びた。
中盤まで好調だった打線も粘る投手陣を援護できなかった。尻上がりに調子を上げた相手投手を前に、六回以降はわずか1安打。九回以降は走者を出すこともできなかった。五回に同点の適時打を放った根本剛希(同)は「後半はフライアウトが多くなった」と悔やみ、こう誓った。「(来年は)うれし涙を流せるぐらい、冬に努力する」
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