鈴木が日本勢最高5位、藤原は完走23位 北京パラ、男子大回転座位

(写真上)男子大回転座位2本目でゴールした鈴木猛史。5位に入った=延慶(共同)(写真下)男子大回転座位の競技を終え、インタビューで感極まる藤原哲(共同)
北京冬季パラリンピック第7日(10日)アルペンスキーの男子大回転が行われ、座位で福島県勢の鈴木猛史(KYB、猪苗代高卒)が日本勢最高の5位に入った。2014年ソチ大会で回転の「金」を含むメダル2個を獲得した鈴木は、1回目の9位から2回目の好走で浮上した。
同じく県勢の藤原哲(コロンビアスポーツウェアジャパン、天栄村)は23位だった。
藤原「こういう舞台で滑れてうれしい」
藤原哲は出場3種目にして初めて最後までコースを滑りきった。結果は23位と振るわなかったが「ずっとゴールできていなかったので少し安心している」と表情を緩めた。
スーパー大回転と続くスーパー複合は転倒し、難コースを前に途中棄権が続いていた。この日の大回転は1本目を丁寧に滑り、2本目はタイムをさらに1秒66縮めた。
高校時代のスキー合宿で脊髄損傷を負い、41歳で初出場。滑走後は「こういう舞台で滑れて、うれしいです」と感極まった様子も見せた。大会最終日の回転にも出場する。「しっかり最後まで滑りたい」と気を引き締めた。
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