東日本大震災10年4カ月特集
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年が経過し、震災の記憶と教訓を継承していく新たな動きが出てきている。震災を直接知らない世代が増えている中、被災地として何をどのように伝えていけば風化を避けることができるのか。民間団体や行政が運営しているさまざまな施設での取り組みを追った。
気持ちに寄り添える場に いわき・原子力災害考証館 furusato

原子力災害考証館で「原発事故被害に遭った人の思いを伝えていきたい」と話す里見さん=いわき市・古滝屋
いわき市のいわき湯本温泉古滝屋に3月、「原子力災害考証館 furusato」が開館した。「住民目線・・・[続きを読む]
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