身近な道路除雪...地域ぐるみで、福島市マニュアル作成、支援強化

 
木幡市長と協定書を手にする大波さん(左)

 昨年末からの想定を上回る降雪・積雪で除雪作業が遅れた福島市は、積雪シーズンを前に対応マニュアルを作成し、除雪体制の強化を図った。手が回らない通学路や生活道路、歩道の除雪について、市民や地域に協力してもらうための支援策を整え、自主的な除雪の取り組みを支えていく。

 市はこれまで融雪剤配布や小型除雪機械の購入補助(購入費の半額で限度は30万円)を行ってきた。加えて今冬から小型除雪機械の貸し出し拠点を拡充(新たに飯坂、信陵、北信、清水、東部各支所)。市役所本庁や各支所・出張所で除雪用具、氷割り機器を貸し出す。

 市と協定を結んで設定区間の除雪に責任を果たす「アダプト制度」も導入する。対象は市道や通学路で、対象団体は町内会、PTAなど。市は傷害保険・賠償責任保険の加入、除雪機械の燃料費や反射チョッキ、防寒手袋の支給、除雪用具の貸し出しを支援する。

 市は地域ぐるみで身近な道路の除雪や、自宅や事業所周辺の歩道の確保への協力を要請。除雪車の通行への協力、路上駐車の禁止も求めている。木幡浩市長は「除雪を効率的かつ効果的に進めるため理解と協力をお願いしたい」と語った。

 アダプト制度1号で雪かき隊と協定締結

 市の除雪アダプト制度の第1号として、市民有志でつくる「東部地区雪かき隊」と市が24日、協定を結んだ。同隊には岡山小周辺の国道115号の歩道約800メートルを除雪してもらう。

 同隊は岡山小の保護者や消防団員でつくる。代表の大波雄二さん(54)が市役所で木幡市長と協定書を取り交わし「昨冬は通学路である歩道の除雪が進まず、児童が登下校で苦労した。今年は市の協力を得て、安全・安心な通学路を確保する」と意気込んだ。