
坪倉先生の放射線教室
原発事故後、福島県の医療支援に入り内部被ばく検査を続けている坪倉正治医師=福島医大放射線健康管理学講座主任教授、相馬中央病院、南相馬市立総合病院、ひらた中央病院などに勤務=が、放射線を正しく、分かりやすく理解できるよう、イラストを交えて解説します。
- 原子炉の形で違う発生量
- 基準値確認して海に放出
- 身体への影響は量の問題
- 古い時計文字盤に使用例
- 高緯度ほど放射線量増加
- 代謝や排せつにより排出
- 核実験のトリチウム残存
- 自然界でも作られる物質
- 紙一枚で止まるベータ線
- トリチウムは水素の仲間
- 甲状腺検査後も支援継続
- 健康影響、被ばく量が関係
- 「早期発見・治療」にも注意
- 甲状腺がん進行ゆっくり
- 検査の長短を考えて判断
- 複数の専門医が検査判定
- 検査の方法は細かく統一
- 「腫れ、しこり」良性のものも
- 嚢胞はがん前兆ではない
- 甲状腺の現状見守る検査
- 遺伝的な影響確認されず
- 「うつ傾向」母親の割合減
- 「母親の心身」相談、上位に
- 妊産婦「うつ要支援率」減少
- 赤ちゃんへの影響はない
- 妊産婦の健康や経過調査
- 放射線量、偏りない値確認
- 病気リスク低い被ばく量
- 空間線量地図、2キロ四方で
- 行動記録から被ばく調査
- こころの健康、電話で支援
- がん予防、禁煙が最も効果
- 心の健康、満足な睡眠が鍵
- 子どもの心の健康調べる
- お酒の飲み方、健康に直結
- 心の健康に生活環境影響
- 生活環境変化でメタボに
- 心房細動で動悸や息切れ
- 生活習慣変わり多血症に
放出量が多い再処理施設
廃炉作業が進められている原発周囲の敷地内タンクには、放射性の水素である「トリチウム」が保管されてい・・・[続きを読む]