春のはかなさ...カタクリ開花 福島・小鳥の森、かれんな薄紫色

 
林の中でかれんな花を咲かせるカタクリ=21日午前、福島市小鳥の森

 福島市小鳥の森でカタクリが開花し、かれんな姿を見せ始めた。

 カタクリはユリ科の多年草で、高さ約15センチの茎の先に薄紫色の花を下向きに付ける。木々の葉が茂る数週間しか姿を見せないため「春のはかない命」とも呼ばれる。

 小鳥の森によると、昨年より6日ほど早い19日に開花を確認した。天候や気温にもよるが、4月上旬まで楽しめるという。増渕翔太レンジャーは「これから徐々に咲き始める。多くの人に見てもらいたい」と話した。